グラボなしでもここまでできる!Ryzen 7 8700Gで組む高コスパ構成【2025年版】

はじめに

「グラフィックボードがなくても、それなりに快適なPCって作れるの?」

そんな疑問に応えるのが、Ryzen 7 8700G(Radeon 780M内蔵) を中心にした「グラボ不要構成」
いわゆる「APU構成」ですが、最近の内蔵GPUは本当に侮れません!!
軽いゲームや動画編集、開発用途まで、1台で完結できるほど進化しています!

今回は、2025年現在の実情を踏まえて「Ryzen 7 8700Gでどこまで戦えるのか?」を、実使用の目線で解説していきます!

もくじ

なぜRyzen 7 8700Gなのか?

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Ryzen 7 8700Gは、2024年初頭に登場したAMDのAPU(CPU+GPU統合プロセッサ)です。
最大ブースト5.1GHz・8コア16スレッド構成のCPUに、Radeon 780M(RDNA3世代) を内蔵。

特徴をまとめると、次の通りです!

  • 軽量〜中量級ゲームが単体で快適に動作
  • 4K動画再生や軽い編集も問題なし
  • 外付けGPUが不要で、静音・省スペース・省電力

この「1チップで全部こなせる」点がいま非常に注目されています。
特に、省スペースPCやリビング用のミニタワー構成を考える人には最適です。

実際に組むならこの構成!

Ryzen 7 8700Gを軸にした現実的な構成例(2025年10月時点)を紹介します!

CPU:Ryzen 7 8700G

マザーボード:ASRock B650M Pro RS(AM5/MicroATX)

メモリ:DDR5-6000 16GB×2(合計32GB/デュアルチャネル)

ストレージ:M.2 NVMe SSD 1TB(PCIe 4.0対応)

電源:650W(80PLUS Bronze以上)

  • ケース:通気性の良いMicroATX対応ミニタワー
  • クーラー:純正でも可(静音性重視なら交換も◎)

※将来的にグラボを追加するなら、電源は750W以上を推奨。

この構成であれば10万円台中盤で実現可能。
拡張性も高く、将来GPUを載せても性能バランスが崩れにくい構成です!

この構成で何ができる?

◎ ゲーム用途

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内蔵GPU「Radeon 780M」は、RDNA3アーキテクチャ採用の最新iGPU。
性能はGTX 1650クラスに迫るレベルで、以下のような実測結果が出ています!

  • 原神/Valorant/Minecraft:FHD(1080p)中設定で60fps前後
  • Apex Legends:HD(720p)低設定で100〜120fps前後
  • Cyberpunk 2077:低設定+AFMF(Fluid Motion Frames)でプレイ可能水準

つまり、軽量〜中量級ゲームなら十分実用的です。
一方で、最新AAAタイトルや高解像度(WQHD以上)ではさすがに厳しく、描画負荷の高いタイトルは設定を落とすのが前提です。

※「GTX 1650相当」とはあくまで一部タイトル・設定条件下での目安。
実際のフレームレートはタイトル最適化やメモリ帯域に左右されます。

◎ 動画・クリエイティブ用途

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  • 4K動画再生・配信視聴は余裕
  • PowerDirector/DaVinci Resolveなどの編集ソフトでもFHD編集は快適
  • H.264/HEVC/AV1にハードウェア対応しており、エンコードもスムーズ

一方で、4K編集やカラーグレーディングのようなGPU負荷が高い作業は、やはり専用グラボが有利です。


「YouTube動画を編集」「Vlogを作る」「SNSショート動画を軽く調整」といったレベルなら、Ryzen 7 8700G単体でも問題ありません。

◎ 日常・開発用途

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  • WebブラウジングやOfficeはもちろん高速
  • 軽い開発環境(VSCode/Docker/Pythonなど)も快適
  • 32GBメモリ構成により複数アプリを同時起動しても余裕

CPU性能自体はRyzen 7 7700とほぼ同等で、処理能力は非常に高いです。
GPU支援の効くアプリ(AI補完・ブラウザ動画処理など)もスムーズに動作します。

放熱・静音・運用面での注意

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Radeon 780Mは高性能なぶん、負荷時の発熱は増大します。
ゲーム中に80℃台に達するケースもあり、冷却を軽視すると性能が落ちる可能性も…。
以下のような対策をおすすめします!

  • 吸気ファンを1基増設し、正圧寄りに調整
  • 背面ファンを静音高風量タイプに交換
  • SSDやVRM周辺の放熱を補助する簡易ヒートシンクを追加

「グラボがない=熱源が少ない」と油断せず、CPU+iGPU同時稼働時の冷却バランスを意識するのがポイント。

グラボは「あとから載せる」でもOK!

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Ryzen 7 8700Gの魅力は拡張性
マザーボードがPCIe 4.0スロットを搭載しているため、将来的に
「RTX 5060」や「RX 9060 XT」などを増設してもOK!

APU単体での構成から始めて、
「あとでGPUを追加して性能を強化する」というステップアップも自然に可能です!

また、グラボ追加時は電源容量とケースエアフローの確保を忘れずに…。

おわりに:もうグラボ必須の時代じゃない

Ryzen 7 8700Gの登場で、「グラボなし構成」はついに実用レベルに到達しました!

確かに、最高設定で最新タイトルを快適に遊ぶには独立GPUが必要です。
しかし、日常利用・動画編集・開発・軽めのゲームを1台でこなせるこの性能は、数年前では考えられなかったバランスの良さです。

静音・省電力・コスパを重視した構成を求める人には、
間違いなくいま最も完成度の高いAPUのひとつです!

「グラボがなくても、ここまでできる。」
Ryzen 7 8700Gは、その新しいスタンダードです。

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