【超初心者向け】PC選びの基礎知識:CPU・メモリ・GPUなど各パーツの役割について

PC選びって、慣れていない人からするととても難しく感じるものです…
CPUとかメモリとかGPUとか、聞いたことはあるけど、実際どれが大事なのかよく分からない…そう思う人は多いんですよね。

でも、パーツひとつひとつの名前をいきなり全部覚える必要はありません。
まずは 「どういう役割を持っているのか」 が少し分かるだけで、選ぶときの迷いが一気に減ります!

ここでは、できるだけやさしい言葉だけで、パソコンの中で特に大事なパーツについて順番に説明していきます!

もくじ

1. CPUはパソコンの「頭脳」

CPUは、パソコンの中で一番中心的な役割を持つパーツです。
いろいろなアプリが「これを実行してほしい」と指示を送ってくると、その内容を理解して、必要な処理を進めていきます。

つまり、CPUがしっかり動けるほど、

  • アプリの起動が速くなったり
  • 作業がスムーズになったり
  • 同時にいろいろなことをしても重くなりにくくなったり

といった 快適さに直結します。

ここでややこしく感じやすいのが、IntelやRyzenの型番の違いです。
でも、初心者のうちは 「世代が新しいほうが性能が整っていることが多い」 くらいの理解で十分です。

例えば、同じクラスのモデルでも

  • 新しい世代のCPU → 省エネ性が良い、反応が速い
  • 少し前の世代のCPU → 価格が下がって買いやすい

どちらが正解というわけではなく、用途や予算に合わせて選べば大丈夫です!

2. メモリは「作業スペース」のようなもの

メモリは、パソコンが作業するための広さを決める部分です。
アプリを開いたり、ブラウザのタブをたくさん開いたりすると、メモリの中で同時にいろんな作業が進んでいきます。

ここ数年で、アプリの動作が重くなりがちだったり、写真・動画・ブラウザのタブを複数開くのが普通になったりして、
メモリは32GBがとても選ばれやすい時代になってきました。

もちろん16GBでも動作はできますし、普段使いだけなら十分な人もいます。
でも、長く使うことを考えたり、少しでも余裕を持たせたいなら、最初から32GBにしておくと後悔しにくいです。

作業スペースが広いほうが

  • 動作が安定しやすい
  • 同時に開けるものが増える
  • 数年後も快適さを保ちやすい

こういったメリットが自然と付いてきます。

3. GPUは映像や画面表示を担当するパーツ

GPUは「映像専用の処理装置」です。
ゲームや動画編集だけでなく、ブラウザやアプリの画面描画にも関わっています。

初心者でも分かりやすいポイントとして、GPUはメーカーで分かれていて 数字の大きさが性能の違いに直結しやすい という特徴があります。

たとえば

  • 同じ世代なら、数字が大きいほどパワーがある
  • VRAM(ビデオメモリ)は多いほど余裕がある
  • 1ランク上のモデルは処理能力がしっかり伸びる

GPUは深掘りしようとすると難しい世界ですが、
最初のうちは 「数字の前半部分が世代を表して、後半部分がグレード」 という認識で問題ありません。

ゲームや3D処理をしない人は、GPUが内蔵されたCPU(いわゆるiGPU)でも普通に使えますし、映像をしっかり扱いたい人は、専用GPUを選ぶとストレスが減ります。

4. ストレージは「1TB以上」が基本ライン

最近のPC選びでまず押さえておきたいのが、ストレージ容量の基準が昔とは変わってきているという点です。
Windows自体の容量も増えていますし、写真・動画・アプリもどんどんサイズが大きくなっているので、500GBだとすぐパンパンになる人がかなり多いです。

そこで、今の基準として考えてほしいのは 1TBのSSD
容量にある程度の余裕があると、アプリを入れたりファイルを保存するたびに心配する必要がなく、長く快適に使えます。
さらに、SSDは従来のHDDよりも読み書きが圧倒的に速いため、起動やアプリの立ち上げもスムーズになります。

容量に迷ったら、まず 1TB
写真や動画を多く扱う人や、ゲームをたくさん入れたい人なら 2TB を選んでおくと安心です。

5. 電源はPCの体力みたいなもの

電源ユニットは、初心者にはあまり意識されにくいのですが、実はPCの安定性を左右する大事なパーツです。
数字だけで言えば 650W前後 がエントリー向けの構成にフィットします。
ただし、グラフィックボードを載せる場合や、将来パーツを追加する可能性があるなら、750W〜850W くらいの余裕を持っておくと安心です。

もう一つ大事なのが品質。
効率の高さを示す 80PLUS認証(ブロンズ・ゴールド・プラチナなど)がありますが、迷ったら ゴールド を選んでおくとまず間違いありません。
静かで安定していて、長持ちしやすいので、初心者でも扱いやすい選択です。

6. ケースは「使いやすさ」と「エアフロー」が大事

ケースは見た目で選びたくなるパーツですが、初心者の場合は「組みやすさ」と「風の通りやすさ」を優先したほうが快適です。

特に以下のポイントを押さえておくと失敗しません。

  • 作業スペースに余裕がある
  • 前面や上部にファンを付けられる
  • 裏配線がしやすい
  • ガラスパネルの有無(好みでOK)

ケースは毎日触る部分ではありませんが、パーツ全体の温度に大きく関わります。
熱がこもりにくいケースはパーツの寿命にも良いので、見た目だけでなく使いやすさもチェックしてみてください。

7. 最終的にどう選べばいいの?

ここまで説明してきた内容をまとめると、PC選びで大事なポイントは次の3つです。

  1. どんな用途で使うのかを先に決める
    → 動画編集、ゲーム、写真編集、普段使い…用途によってパーツの優先度が変わります。
  2. CPU・メモリ・GPUの3本柱を中心に考える
    → 初心者の人でも、この3つのバランスが整っていれば快適なPCになります。
  3. ストレージや電源などは“余裕を持たせる”と長く安心
    → 途中で困らなくなるし、買い直しのリスクも減ります。

何より、PCは「正解がひとつではない」世界です。
同じ価格帯でも構成の作り方はいろいろあり、その中から自分に合った形を探すのが大事になります。

まとめ:初心者でも、大事なポイントさえ押さえれば迷わない

PC選びは一見難しそうに感じますが、ポイントを押さえると一気に分かりやすくなります。

  • CPUはパソコンの頭脳
  • メモリは作業スペース
  • GPUは映像の処理担当
  • ストレージは1TBが安心
  • 電源は品質重視
  • ケースは使いやすさと風通し

このあたりを意識しておくと、初めてでもしっかりした1台が選べます。

専門用語が多い世界ですが、全部を覚える必要はありません。
最初は「分かりやすい基準」を頼りにしながら、少しずつ理解を深めていくだけで十分です。

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