ゲームがカクつく原因ランキング!平均fpsは悪くないのに違和感を感じた時に確認するべきポイント

はじめに

ゲームって、平均fpsはそこそこ出ているのに、なぜか気持ちよくない日があります。普段はスイスイ動くのに、視点を振った瞬間だけ一拍遅れたり、戦闘の入りだけ妙に引っかかったり。この症状、地味にストレスなんですよね…。

こういう時って、設定を下げれば解決することが多いです!
でも意外と、設定じゃないところが原因だったりもします。裏で何かが動いていたり、録画やオーバーレイが重なっていたり、VRAMやメモリの余裕が薄くなっていたり。

なので今回は、起きやすい原因を順番に並べて、確認のしかたと修正方法をセットでまとめます!

もくじ

カクつきにも出方のクセがある

同じカクつきでも、出方で当たりが変わったりします。

たとえば、一定間隔で引っかかるなら、裏で周期的に動く処理がいることが多いです。新しい場所に入った瞬間や場面転換で止まりやすいなら、読み込みやメモリ周りが関係している可能性が上がります。

戦闘や爆発が増えた瞬間だけ荒れるなら、ゲーム設定の負荷か、録画配信やオーバーレイの影響が混ざっていることがあります。

このあとランキングを読みながら、自分の症状に近い出方を意識してみると無駄な寄り道が減るかも?

平均fpsが悪くないのに違和感がある時の見方『フレームタイムと1% low』

平均fpsは分かりやすい指標です。数字が高いほど滑らかに見えやすいし、平均が落ちれば重さも感じやすい。ここは直感と合っています。

ただ、体感の引っかかりは平均だけでは説明できないことがあります。
普段は滑らかなのに、たまに一瞬だけ遅い瞬間が混ざる。この遅い瞬間が目立つと、平均が悪くなくても気持ちよく感じません。

フレームタイムは、1枚の画面を描くのにかかった時間です。
ここが普段は安定しているのに、ある瞬間だけ跳ねると、その跳ねた瞬間が引っかかりとして出ます。

1% lowは、プレイ中の遅い瞬間を拾いやすい指標で、平均fpsだけ見ていると見落としがちな違和感を、数字で説明しやすくしてくれます。

ランキングに入る前の3分チェック

いきなり設定を触る前に、短時間で方向を決めます。ここができると、修正が早いです。

まず、同じ場所で同じ動きをして、引っかかりが再現するか見ます。再現しやすいなら、ゲーム設定や負荷のかかり方が関係していることが多いです。
再現がバラつくなら、裏で動くものやオンライン側のブレも疑いやすくなります。

次に、録画や配信、オーバーレイを一度止めて同じ場面を試します。
OBS、Discordのオーバーレイ、Steamなどの表示機能は、相性が悪いと体感に出ることがあります。止めて落ち着くなら原因がかなり絞れます。

最後に、フルスクリーンとボーダーレスを切り替えてみます。
ゲームによって相性があり、これだけで引っかかりが減ることもあります。
もし変化が出たら、それが最短ルートです。

ゲームがカクつく原因ランキング

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第1位:背景で重い処理が動いている

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凄くシンプルですがいちばん多いのがこれです。
ゲーム以外の何かが裏で動いていて、突然だけ引っかかるタイプです。
普段は普通なのに、急に操作が重くなったり、画面が一拍遅れたりします。

タスクマネージャーで確認することができます。
引っかかった瞬間にCPU使用率やディスク使用率が跳ねていないかを見ます。
Windows11は常駐アプリ(アプデのたびにどんどん増えていってます!怒)やメーカーのユーティリティが混ざりやすいので、気づかない負荷がいることもあります。

修正方法は、ゲーム中に閉じるものを決めることです。
ブラウザを開くならタブを増やしすぎない、同期やアップデート系の動きを止める、不要なランチャーを落とす。まずここを整えるだけで落ち着くケースは本当に多いです。

第2位:録画、配信、オーバーレイの影響

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平均fpsは悪くないのに、戦闘や派手な場面でだけ引っかかる。こういう時に疑うのが録画配信とオーバーレイです。
フレームタイムが跳ねる回数が増えるようなカクつきになりやすいです。

確認はシンプルで、録画配信とオーバーレイを全部切って同じ場面を試すことです。切って落ち着くなら、原因はほぼここにあります。

修正方法は、まず必要な機能だけ残すことです。
常時録画を一旦止める、表示系のオーバーレイを減らす、配信や録画の設定を少し軽くする。段階的に戻していくと、どれが影響していたかも掴みやすいです。

第3位:ゲーム側の設定が重すぎる

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カクつき対策でありがちな失敗が、全部下げるか、逆に何も触らないかの二択になることです。実際は、重い設定は偏っています…。

影、レイトレ系、描画距離、群衆密度、草木、反射。このあたりは負荷が強く、場面によって急に重くなりやすいです。
平均fpsがそこまで悪くなくても、重い瞬間が混ざると1% lowが落ちて、体感が悪くなります。

修正方法は、影から触るのが分かりやすいです。
次に描画距離や物量系を少し下げる。全部を下げるのではなく、効くところだけを先に触ると、画質を保ったまま改善しやすいです。

第4位:VRAM不足で場面切り替えが引っかかる

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新しいエリアに入った瞬間、視点を動かして初めて見る景色に入った瞬間、テクスチャが切り替わるタイミングで一瞬止まる…
こういう出方ならVRAM不足を疑います。

VRAMが苦しいと、データのやりくりが増えて、遅い瞬間が混ざりやすくなります。
平均fpsだけ見ていると分かりにくいのに、1% lowが落ちるタイプになりやすいです。

修正方法は、まずテクスチャ品質の見直しが効果ありです。
次に解像度やアップスケーリング。少し下げただけで急に落ち着くポイントがあるので、段階的に試すのがコツです。

第5位:メモリの余裕が少ない

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修正方法は、まずゲーム中に動かすものを減らすことです。ブラウザのタブを閉じる、録画や配信を一旦止める、常駐アプリを落とす。このへんだけでも体感が変わることがあります。

それでも余裕が足りないなら、メモリを増やすのが素直な解決になります。
スロットが2本しかない構成だと、いま刺さっているメモリを外して入れ替える形になることもあるので、増設する前に自分のPCがどの構成かだけは確認しておくと安心です。

これからBTOを選ぶ人は、あとで入れ替えになるケースを避けたいなら、最初から32GBを選んでおくと悩みが増えにくいです。

第6位:ストレージの空き不足、または環境が追いついていない

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ストレージはfpsに直結しないと思われがちですが、引っかかりには関係することがあります。
アップデートやキャッシュの動きが重なると、場面転換で気持ち悪さが出ることがあります。

確認は空き容量です。ゲームが入っているドライブの空きがギリギリなら、まず空きを作った方がいいです。
録画ファイルやダウンロードが溜まりやすい人ほど、ここが地味に効きます。

修正方法は、空きを確保するのが最優先です。
そのうえで、可能ならインストール先を高速なSSDに寄せると、体感が改善することがあります。

第7位:温度や電力制限で安定しない

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最初は快適なのに、しばらく遊ぶと急に荒れる。こういう出方なら、温度や電力制限が絡んでいることがあります。
熱でクロックが落ちると、平均fpsはそこまで変わらないのに、遅い瞬間が増えて体感が悪くなることがあります。

確認は、ゲーム中に温度とクロックを見られるツールで様子を見るのが早いです。同じ場面なのに時間が経つほど引っかかりが増えるなら疑いやすいです。

修正方法は、まず埃掃除と吸気排気の改善からです。
ケース内の風の流れが整うだけで安定することがあります。いきなり難しい調整に行かなくても、ここで改善するケースはあります。

第8位:ドライバ更新やシェーダー生成の影響

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新作や大型アップデート直後、初回起動時だけ引っかかる。これはシェーダー生成など、最初だけ重い処理が走るパターンがよくあります。機材のせいではない場合もあるので、ここで焦って設定を大きく変えると、逆にややこしくなります。

修正方法は、少しプレイして落ち着くかを見るのが先です。
それでも続くなら、ドライバ更新の流れを見直します。アップデート直後は一時的に荒れることもあるので、状況を見ながら判断するのが安全です。

第9位:CPU側で処理が追いつかない瞬間がある

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平均fpsは悪くないのに、物量が増えた瞬間だけ一拍遅れる。戦闘や大人数、シミュレーション系で一瞬だけ引っかかる。こういう時は、CPU側の計算が増える瞬間に処理が追いつかず、入力や描画の準備が遅れることがあります。

確認のコツは、GPU使用率がそこまで高くないのに体感だけが悪い場合です。背景の処理やゲーム内の物量が原因になっていることがあります。

修正方法は、まず背景の負荷を減らすことと、物量に効く設定を落とすことです。ここまでやっても改善が薄いなら、構成面の判断に進む方が納得感があります。

第10位:回線やサーバー側のラグを勘違いしている

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サーバー側の不具合をPCの不調と勘違いしてしまう場面があるかと思います。

オンラインゲームだと、動きが飛ぶ、ワープする、入力が遅れる、という症状が出ます。これをPCのカクつきだと思って触り続けると、ずっと解決しません。

確認としては、オフラインやトレーニングモードでも同じ症状が出るかを見るのが早いです。出ないなら回線やサーバー側の影響が濃くなります。

修正方法は順番が大事!

カクつき対策で一番もったいないのが、いろいろ触ったのにどれが効いたのか分からなくなることです。なので順番を固定します。

最初は切り分けです。再現性があるか、録画やオーバーレイを止めると変わるか、フルスクリーンとボーダーレスで変化が出るか。ここで方向を決めます。

次はゲーム設定です。全部を下げるのではなく、影や描画距離など負荷が大きいところから触って、引っかかりが減るかを見る。ここで改善するなら一番手軽です。

その次にバックグラウンド整理です。常駐を減らして、CPUやメモリに余裕を戻す。ここが整うだけで、フレームタイムが落ち着くことがあります。

理想のグラフィック設定や快適さとかけ離れている場合は、構成の見直しを検討する段階です。VRAMやメモリの余裕が足りないならその部分をアップグレードするなど…ここは最終手段といったところです。


まとめ

平均fpsが悪くないのに引っかかる時は、遅い瞬間が混ざっていることが多いです。だから、1% lowやフレームタイムの考え方が役に立ちます。
ただ、用語を覚えることが目的ではなくて、原因を順番に見ていくための補助として使うのがいちばん実用的です。

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