「そろそろPCで本格的にゲームがしたい!」と考えたとき、多くの人が悩むのが「デスクトップ」か「ノート」かという選択肢です。
もちろん、置き場所や持ち運びの有無も大事なポイントですが、やっぱり一番気になるのは「性能の違い」ですよね。
「同じゲームを同じくらい快適に遊べるの?」 「長時間遊んでも大丈夫?」
そんな不安を抱えている方も多いはずです!
そして、ここで初心者が一番つまずきやすいのが、GPU型番についてです。
カタログに同じような型番が載っていると、つい「性能も同じなんだ!」と思ってしまいがちですが、実はここが一番の落とし穴です。
この記事では、そんな「見えない性能差」の正体について、少し掘り下げてお話しします。 難しい数字を丸暗記するよりも、仕組みを知っておくほうが、PC選びの失敗はグッと減りますよ!
GPUの型番が同じでも中身は一緒じゃない?!

まず最初に押さえておきたい大前提があります。 それは、デスクトップ版とラップトップ(ノート)版は、型番が同じでも別物だということです。
ラップトップ版は、薄いノートPCの中に納めるために、電力や熱の厳しい制約の中で動くように作られています。 そのため、同じシリーズ名でも、実は中身の仕様が全然違うことがあるんです。
RTX 5060デスクトップ版とRTX 5060ラップトップ版では別物!
| 項目 | GeForce RTX 5060(デスクトップ) | GeForce RTX 5060 Laptop GPU(ノート) |
|---|---|---|
| CUDAコア | 3840 | 3328 |
| Boostクロック | 2.50 GHz | 1455〜2497 MHz(機種で変動) |
| Baseクロック | 2.28 GHz | 記載なし(OEM設定が強く影響) |
| VRAM | 8GB GDDR7 | 8GB GDDR7 |
| メモリバス幅 | 128-bit | 128-bit |
| メモリ帯域 | 448 GB/s | 384 GB/s |
| 消費電力枠 | TGP 145W | GPU Subsystem Power 45〜100W(機種で変動) |
| AI TOPS | 614 | 572 |
- 計算する頭脳(コア)の数が違う
- 動く速さ(クロック)の考え方が違う
- データの通り道(帯域)の広さが違う
ここを知らずに名前だけで比べてしまうと、「デスクトップ並みのパワーがあると思ったのに、なんか違う…」と期待外れになってしまうかもしれません。
まずは「型番が同じでも、基本的には別のパーツなんだ」と割り切って考えるのが、失敗しないための第一歩です。
さらに、ラップトップ版GPUには「機種ごとの個性」がある?!

「デスクトップ版とラップトップ版は別物」。
これが一つ目の勘違いポイントです。 でも実は、ゲーミングノートにはもうひとつ、勘違いしてしまうポイントがあります。
それは、「同じラップトップ版のGPUでも、PCの機種によって性能がバラバラ」ということ!
A社 RTX 5060ラップトップ版(45W) ≠ B社 RTX 5060ラップトップ版(70W)
ちょっと何言っているか分からないですよね!
理由としては、ゲーミングノートPCはメーカーやモデルによって設計思想が違うからです。 「薄くて軽い」を重視するモデルもあれば、「分厚くても静かさ」を重視するモデルもあります。
PC全体のコンセプトが変われば、【GPUにどれくらい電気を使っていいか(設定電力)や、どうやって冷やすか(冷却設計)】も変わってきます。
つまり、同じ名前のGPUを積んでいても、「パワー全開の設定」になっているモデルは性能が伸びますし、「控えめな設定」のモデルはそこそこの性能になります。 ここが、ゲーミングノート選びの本当に難しいポイントです!
性能差の正体は、「電気」と「熱」です

GPUの仕組みは、「電気を使って計算して、そのぶん熱を出す」というものです。 性能を出すためには、たっぷりの電気を確保して、出た熱をどんどん外に逃がしてあげる必要があります。
デスクトップPCの強み
デスクトップが強いのは、まさにここなんです!
電源ユニットが大きいので電気を安定して送れますし、ケースの中が広いので大きなファンで熱を処理しやすいんです。
なので、重いゲームを長時間続けても、ずっと高い性能をキープできるんです!
「瞬間的な速さ」というより、「安定して出せる性能が高い」というのが、一番しっくりくる表現かもしれません。
ゲーミングノートPCの事情
一方でゲーミングノートPCは、薄いボディという宿命があります。
どうしても電気と冷却に限界があるので、一瞬のテストでは良い数字が出ても、長く遊んでいると熱がたまって性能が少し落ちることがあります…
さらに、先ほどお話しした「機種ごとの設定」の違いもあるので、同じ名前でも性能の伸び方に個体差が出やすいんです。
ちなみに、ゲーミングノートは「ACアダプター接続」が基本です!
バッテリーだけで遊ぼうとすると、省エネモードが働いて性能が落ちてしまうので、遊ぶときは必ずコンセントに繋いで「本気モード」にしてあげてくださいね。
遊んでいて「違い」を感じるのは、重い瞬間

「平均fps」という数字だけ見ると、そこまで大きな差がないこともあります。 でも、体感として違いが出るのは、「一瞬だけ負荷がドカンと跳ねる瞬間」です。
- 街に入った瞬間
- 派手な爆発が起きた瞬間
- 視界が一気に開けた瞬間
こういう「ここぞ!」という場面で、余裕のあるデスクトップは粘り強く動いてくれますが、ノートは制限がかかって一瞬カクつくことがあります。
「数字は変わらないのに、なんとなくデスクトップの方がヌルヌル動く気がする」というのは、この粘り強さの差だったりするんです。
ゲーム配信や録画を同時にやりたい場合も、余裕の差がはっきりと見えやすくなります。
デスクトップを選ぶメリット:「安定感」と「伸びしろ」

デスクトップの魅力は、ただパワーがあるだけじゃありません。
長時間遊んでも性能が落ちにくい「安定感」と、環境を自分好みに調整できる「快適さ」が大きいです。
さらに、長く使えば使うほど効いてくるのが「拡張性」です。
「容量が足りないから足そう」「もっと速くしたいからメモリを増やそう」「新しいGPUに交換しよう」
こんなふうに、後から手を入れることができるので、状況が変わっても対応しやすいのが嬉しいポイントです。
弱点ははっきりしていて、「場所を取る」ことと「持ち運べない」こと。
あと、モニターやキーボードを自分で揃える必要があるので、最初のお金の使い方はちょっと計画的にする必要がありますね。
ノートを選ぶメリット:「生活へのなじみやすさ」

ゲーミングノートPCの最強の武器は、「場所の自由」です!
自分の机が小さい、部屋をあちこち移動したい、引っ越しが多い、家族と部屋を共有している。 こういう事情があると、いくらデスクトップが魅力的でも、置くのは難しいですよね。
そんな「生活の壁」をひょいっと乗り越えられるのが、ゲーミングノートの良いところですね!
ただし、性能を期待するなら「お約束」があります。
- 必ず電源につないで使うこと
- 吸気口・排気口をふさがないこと
- 買う前に、電力設定や冷却の評判をチェックすること
ノートは機種ごとの差が出やすいので、レビューを見るときは「実際のゲーム中の温度」や「ファンの音」まで確認しておくといいかもしれません。
※ゲーミングノートPCの型番を見てメーカー公式サイトで「設定電力」がいくつなのか、まで確認すると間違いないです!
まとめ:迷ったら、この順番で整理
ここまでの話をまとめると、性能差には「2つの勘違いポイント」がある、ということでした。
- デスクトップ版とラップトップ版は、型番が同じGPUでも中身は別物
- ラップトップ版同士でも、機種ごとの設定電力や冷却設計で性能が変わる
「家でじっくり腰を据えて、重いゲームを最高の環境で遊びたい」なら、デスクトップがやっぱり有利です。
「置く場所や移動の都合があるから、どこでも遊べるようにしたい」なら、ゲーミングノートPCが正解です。
ノートを選ぶ場合は、GPUの名前だけで決めずに、「しっかり冷えるかな?」「パワーが出せる設計かな?」というところまで見てあげてください。
この順番で選べば、きっと納得のいく相棒が見つかるはずです!





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