はじめに
BTOパソコンのカスタマイズ画面で、メモリを16GBのままにするか、32GBに上げるか…ここ、かなり悩みますよね…?
私は32GBにしておく方が後悔しにくいと感じています。
16GBが必ずダメという話ではないのですが、今の使い方だと余裕が薄くなりやすく、BTOは後からの増設がスムーズにいかない構成もあるからです!
この記事では、32GB以上を最初から選んでおく価値を、運用目線で3つに分けて整理して行きたいと思います!
16GBでも成立する人はいます。ただ、ゲームをしながら何かを開くのが当たり前になっている今、最初から32GBにしておくと体感のストレスが減りやすいです。
さらにBTOだと、後から32GBに上げようとしたときに無駄が出るパターンがあります。
理由1 最新ゲームは、ながら作業込みで考える時代になった

ゲームの推奨スペックにメモリ16GBと書かれていることは多いです。
ここ自体は間違いではありません。
ただ、その推奨は、ゲーム以外のアプリをなるべく閉じて遊ぶ前提になっていることが多いんですよね。実際はどうかというと、ゲーム中でも裏でいろいろ動きがちです。
Discordで通話しながら遊ぶ…Chromeで攻略Wikiや動画を開く…場合によってはOBSで録画もする…こういう使い方はもう珍しくありません。
ここで注意したいのが、Windows11のメモリ使用量は環境でブレるという点です。
起動直後に何GB使う、みたいに固定ではなく、常駐アプリやメーカーのユーティリティでも変わります。だからこそ、ゲーム以外を少し足しただけで、16GBでは余裕が一気に薄くなることがあります。
メモリが苦しくなると、いきなり落ちるよりも、地味な引っかかりが出やすいです。
特に対戦FPSみたいにテンポが命のゲームだと、この手の引っかかりはかなりストレスになります。
32GBにしておくと、こういう引っかかりが出にくくなります。
ゲームをしながら何かを開いても、気持ちに余裕が残る。これがまず大きいです!
理由2 動画編集や画像生成AIを触りたくなったとき、選択肢が広がる

今はゲームしかしないから関係ない、という人もいると思います。
でもPCって、買った後にだいたい寄り道したくなるんです!!
神プレイが撮れたから軽く編集して残したいとか、配信の切り抜きを作ってみたいとか、最近だとStableDiffusionをローカルで触ってみたいとか…
こういう用途は、メモリ容量の余裕が効いてきます。動画編集はプレビューやキャッシュでメモリを使いやすいですし、画像生成AIもVRAMだけで完結しない場面があります。
VRAMが足りないときにシステムメモリ側へ負荷が逃げるケースもあって、その状態でメインメモリにも余裕がないと、極端に遅く感じたり、条件によってはエラーが出たりすることがあります。
ここで大事なのは、16GBでも不可能とは言わない、ということです。
ただ、16GBは余裕が少ないので、ちょっと試してみたい段階で引っかかりやすいです。
32GBだと、試した瞬間にストレスでやめたくなる確率が下がります。
やりたいことが増えたときの保険として、大きいほうが後悔しにくいです。
理由3 BTOは後から増設しようとすると、無駄が出るパターンがある

ここが一番、後悔に直結しやすいポイントです。
よくある考え方として、とりあえず16GBで買って、足りなくなったら増設すればいい、というのがあります。理屈としては正しいです。
だけどBTOの場合、選ぶモデルによってはその増設が気持ちよくいかないことがあります。
そして現在のAI需要によるメモリ高騰問題なども…
メモリスロットが2本の構成だと、入れ替えになりやすい
コスパ重視のモデルだと、メモリスロットが2本のマザーボードも珍しくありません。そして16GB構成は、8GBが2枚で埋まっていることが多いです。
この状態から32GBに上げたいとなると、8GBの2枚を抜いて、16GBの2枚に入れ替える形になります。つまり、今ついているメモリがそのまま活かせない可能性が高いです。後から買い直すと、無駄が出た気分になりやすいところです。
初心者ほど、作業そのものが負担になりやすい
増設作業は慣れている人には難しくありません。ただ、初心者の人ほど不安が出ます。差し込みが固くて怖いとか、静電気が心配とか、そもそもどこを触ればいいのか分からないとか。
保証についても、単純にメモリを増設しただけで即アウト、とは限りませんが、作業中に何かを破損させた場合は保証対象外になりやすいです。メーカーや条件によって扱いが違うので、最初からメーカーに組んでもらう安心感は大きいと思います。
BTOのカスタムで32GBにしておけば、メーカー側が動作確認した状態で届きます。
保証も含めて丸ごと任せられます。長く使う前提の買い物だからこそ、ここは安全にまとめる価値があります。
じゃあ、16GBでいい人はどんな人?
話をフェアにするために、16GBでも成立しやすい条件も触れておきますね!
ゲーム中は他のアプリを閉じがちで、ブラウザのタブも少なめ…録画や配信はしない…遊ぶゲームも比較的軽め。
こういう使い方なら、16GBでも快適にいける場面はもちろんあります。
ただし、ここに少しでも心当たりがあるなら、32GBを優先した方が後悔しにくいです。
まとめ 迷っているなら、最初から32GBにしておくと安心
16GBが必ず足りない、という話ではありません。
ただ今は、ながら作業込みでPCを使うのが普通になっていて、16GBだと余裕が薄くなりやすいです。
さらにBTOは構成次第で、後から32GBに上げると入れ替えになって無駄が出ることがあります。
PCは一度買うと数年は付き合う相棒になります。値段の差額はあれど数年の体感が変わるなら、私はそこで余裕を買っておく方が好きです!
後から悩むくらいなら、最初から余裕をもった構成を選んだほうが後悔しにくいと思いまよ!
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