RTX 60シリーズは2028年発売?RDNA 5と合わせて次世代GPUの登場時期を整理

次世代GPUを待っている人にとって、少し厳しい話が出てきました。

2027年に登場するのはAMDのAT2だけで、RTX 60シリーズを含むその他の次世代GPUは2028年になるというリーク情報です。

RTX 50シリーズが2025年1月に登場してから、すでに1年半以上が経っています。

次はいつなのかと待っている人も多いと思いますが、その答えがさらに後ろへずれる可能性が出てきた形ですね。

この記事では、今回のリーク内容を整理したうえで、これまでの情報とどう変わったのかを見ていきます。

なお、今回扱う情報はすべてリーク段階のもので、NVIDIAやAMDの正式発表ではありません。


もくじ

2027年に出るのはAT2だけという新リーク

今回の情報の中心にあるのは、リーカーによる投稿です。

内容を要約すると、こうなります。

2027年に予定されている次世代GPUは、AMDのAT2だけ

その他のAMD・NVIDIA GPUは、2028年予定とされています。

つまり、NVIDIAのRTX 60シリーズも2028年側に置かれているわけです。

RTX 50シリーズの登場が2025年1月だったことを考えると、次世代まで3年近く空くことになります。

グラフィックボードの世代交代は、これまで2年前後の間隔で進んできました。

それと比べると、かなり長い空白期間ですね。


AT2はRDNA 5の一部であって別世代ではない

ここで誤解しやすいポイントがあります。

AT2はRDNA 5とは別の世代ではありません。

AT2はRDNA 5に含まれるGPUダイの1つです。

RDNA 5では、Alpha Trion(AT)というコードネームで複数のGPUダイが用意されるとされていて、AT0、AT2、AT3、AT4といった形で分かれています。

今回のリークが示しているのは、この中のAT2だけが2027年に先行し、AT0やAT3、AT4は2028年側に置かれているという構造です。

つまり、RDNA 5が丸ごと2028年になるわけでもなければ、丸ごと2027年に出るわけでもありません。

一部だけ先行して、残りは翌年という形になる可能性があります。

RDNA 5そのものについては、以前に詳しく整理した記事があります。

RDNA 5はRDNA 4から何が変わる?GFX13・Dual Issue改善・次世代Radeonの最新情報

霊夢

RDNA 5が全部2028年になるって話じゃないのね

魔理沙

AT2だけ2027年に出て、他は翌年ってことか。ややこしいな

霊夢

そうなの。だから『RDNA 5は2028年』という書き方だと、正確じゃないのよ

魔理沙

一部だけ先に出る、っていう理解でいいんだな


RDNA 5の登場時期は以前の情報より後ろにずれている

今回の情報が注目されているのは、これまでの話と比べて時期が遅くなっているからです。

時系列で並べてみましょう。

Computex 2026の時点では、AMDのボードパートナーから2つの見方が出ていました。

ひとつは2027年Q2〜Q3という早めの時期。

もうひとつは2027年末〜2028年初頭という遅めの時期です。

この時点でも幅はありましたが、いずれも2027年が中心に語られていました。

対して今回のリークでは、AT2以外は2028年とされています。

早い方の見方(2027年Q2〜Q3)と比べると、1年近く後ろにずれた計算になりますね。

もちろん、リーク情報同士を比べているだけなので、どちらが正しいのかは分かりません。

ただ、時間が経つにつれて時期が後ろにずれていく傾向は見て取れます。


RTX 60シリーズとはどんなGPUになるのか

ここで、そもそも何を待っているのかを簡単に整理しておきます。

RTX 60シリーズは、RTX 50シリーズの次にあたる世代です。

アーキテクチャとしてはRubinと呼ばれるものがベースになるとされていて、GeForce向けにはGR20x系という識別子に関する情報が出ています。

ただし、具体的な仕様についてはまだほとんど分かっていません。

CUDAコア数、VRAM構成、メモリ規格、どれも確定した情報はない状態です。

RTX 50シリーズがBlackwellアーキテクチャで、DLSS 4のマルチフレーム生成に対応したように、RTX 60でも何らかの新機能が追加されると予想されますが、現時点では推測の域を出ません。

今の時点で言えるのは、開発コードとして名前が挙がっている、というところまでですね。


RTX 60の2028年説は今回が初めてではない

ここも押さえておきたいポイントです。

RTX 60シリーズが2028年になるという話は、今回突然出てきたものではありません。

2026年2月の時点でも、RTX 60の量産が2028年へずれ込む可能性が報じられていました。

つまり、半年以上前から同じ方向の情報が出ていたことになります。

今回のリークは、その流れを裏付ける形になったとも言えます。

複数の情報源から同じ方向の話が出ているという点では、それなりに注目する価値があるかもしれません。

ただし繰り返しになりますが、どちらも正式発表ではありません。


発売が遅れても開発自体は進んでいる

ここで安心材料も挙げておきます。

2028年説が出ているからといって、開発が止まっているわけではありません。

AMD側では、RDNA 5にあたるGFX13向けのソフトウェア対応が進んでいることが確認できます。

LLVMなどの開発用コードに、次世代向けの記述が追加されているからです。

NVIDIA側でも、GR20x系のRubinアーキテクチャに関する情報が出てきています。

つまり、開発そのものが止まっているという情報ではありません。

製品として世に出るタイミングが後ろにずれているという話であって、中身の開発は動いていると見られます。

なお、なぜこの時期になっているのかについては、今回のリークでは説明されていません。

2026年2月には、NVIDIAが計画を見直した結果として次世代ゲーミングGPUが後ろ倒しになる、という報道も出ていました。


では2027年は何で埋まるのか

RTX 60が2028年だとすると、2027年はどうなるのか。

ここで名前が挙がるのがRTX 50 SUPERシリーズです。

RTX 50 SUPERは、3GB GDDR7チップを使ってVRAM容量を増やすとされていたリフレッシュモデルです。

ただ、こちらも状況は不透明なままです。

2GB品が約20ドルなのに対して3GB品は60〜70ドルとされ、およそ3〜3.5倍の価格になっています。この影響で発売が保留されていると報じられています。

このあたりの経緯については、以前に詳しく検証した記事があります。

RTX 50 SUPERは3倍の値段になるのか|3GB GDDR7の価格高騰を独自試算で検証

現在は、RTX 50 SUPERについて2つの見方が出ています。

ひとつはそのままキャンセルされるという見方。

もうひとつは、RTX 60までのつなぎとして一部のモデルだけ投入されるという見方です。

どちらになるかは、まだ分かりません。

なお、今回のリークで「2028年」とされているGPUに、RTX 50 SUPERのようなリフレッシュモデルが含まれるのかどうかも明言されていません。

2027年に何か投入されるのか、それとも空白のままになるのか。現時点では、どちらとも判断できない状況です。

霊夢

RTX 60が2028年なら、2027年は何もないってことになるわね

魔理沙

SUPERも出るかどうか分からないんだろ?それは困るぜ

霊夢

そうなの。SUPERが出るのか出ないのかも含めて、今は何も決まってないのよ

魔理沙

どっちにしても、今すぐ何か出るって話じゃないんだな


今GPUを買うべきか、待つべきか

購入を検討している人にとって、ここが一番気になるところだと思います。

結論から言うと、今GPUが必要なら、次世代を待つ理由にはなりにくいです。

理由はシンプルで、2028年まで待つのは現実的ではないからです。

仮に今回のリークが正しければ、RTX 60もRDNA 5の大半も、あと2年近く先ということになります。

その間ずっと待ち続けるのは、多くの人にとって難しいと思います。

さらに言えば、発売されたとしてもすぐに適正価格で買えるとは限りません。

RTX 50シリーズのときも、発売直後は在庫が不足して価格が上振れした時期がありました。

メモリ価格の高騰が続いている現状を考えると、次世代の初動価格も読みにくいところです。

一方で、待つ価値がある人もいます。

今使っているGPUで特に困っていない、という場合ですね。

無理に買い替える必要がないなら、様子を見るのも選択肢です。

現行世代のGPUを選ぶ場合は、こちらの比較表も参考になります。

GPU性能比較表2026年版 NVIDIA RTXシリーズとAMD RXシリーズのスペック・ベンチマーク一覧


まとめ

今回の内容を整理します。

リーク情報によると、2027年に登場する次世代GPUはAMDのAT2だけで、RTX 60シリーズを含むその他は2028年予定とされています。

ただしAT2はRDNA 5の一部なので、RDNA 5が丸ごと2028年になるわけではありません。

一部だけ先行して、残りが翌年という形になる可能性があります。

RDNA 5の登場時期は、Computex 2026時点の情報と比べて後ろにずれています。

RTX 60の2028年説についても、2026年2月時点で同じ方向の報道が出ていました。

一方で、AMDのGFX13対応やNVIDIAのRubin系に関する情報から、開発自体は進んでいることが確認できます。

発売時期の話であって、開発が止まっているという情報ではありません。

2027年については、RTX 50 SUPERがどうなるかが焦点になりそうです。

キャンセル説と一部投入説の両方があり、メモリ価格の動向に左右される状況が続いています。

購入判断としては、今必要なら現行世代を選ぶのが現実的だと思います。

2028年まで待つのは、さすがに長すぎますからね。

今後、正式な発表が出れば状況はまた変わってきます。

続報が入り次第、この記事にも追記していく予定です。

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