2026年10月22日、ファイナルファンタジーシリーズの新作『ファイナルファンタジー レゾナンス』が発売されました。Steam版は10月23日発売です。
今作はシリーズ初となるHD-2D作品。昔ながらのドット絵に3Dグラフィックを組み合わせた、どこか懐かしさを感じるRPGになっています。
HD-2Dといえば、『オクトパストラベラー』や『ライブアライブ』など、ここ数年のスクウェア・エニックス作品でもおなじみの表現方法ですよね。
では、今回のFFレゾナンスはどれくらいのPC性能があれば遊べるのでしょうか。
公式推奨スペックはGTX 1650、メモリ8GB。フルHD・最高画質・60fpsを想定しており、最近のPCゲームとしてはかなり控えめです。
今回は公式スペックに加え、実際のベンチマークや内蔵GPUで遊べる可能性について紹介していきます。
ファイナルファンタジー レゾナンスはどんなゲーム?
FFレゾナンスは、昔ながらのファイナルファンタジーらしさを現代のグラフィックで楽しめるターン制コマンドRPGです。
最大の特徴は、ドット絵と3Dグラフィックを組み合わせたHD-2D表現です。
『オクトパストラベラー』のような奥行きのある背景や光の表現に加え、今作では3DCGをピクセル化するシネマティックピクセルという技術も採用されています。
ドット絵でありながら、迫力のあるイベントシーンが楽しめるのも特徴です。
ゲームシステムにはジョブチェンジや幻獣召喚、飛空艇など、シリーズでおなじみの要素が登場。さらにクラウドやティナといった歴代FFの主人公たちも、ビジョンという形で参戦します。
ちなみに、物語はスマートフォン向け作品『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス』の第1シーズンをベースに、シナリオや演出、ゲームシステムなどを再構築したものです。
昔のFFが好きだった方にも、HD-2D作品からRPGに興味を持った方にも気になるタイトルではないでしょうか。
無料体験版も配信されており、第1章を遊んだセーブデータは製品版へ引き継げます。
FFレゾナンスの最低・推奨スペック
まずはSteamで公開されている公式動作環境を見てみましょう。
| 項目 | 最低スペック | 推奨スペック |
|---|---|---|
| CPU(AMD) | Ryzen 3 2300X | Ryzen 5 2500X |
| CPU(Intel) | Core i3-8100 | Core i3-8100 |
| GPU(NVIDIA) | GTX 1650 | GTX 1650 |
| GPU(AMD) | RX 6400 | RX 5500 XT |
| GPU(Intel) | Arc A580 | Arc A580 |
| メモリ | 8GB | 8GB |
| ストレージ | 15GB | 15GB |
| 解像度 | フルHD | フルHD |
| 画質設定 | 低 | 最高 |
| 目標fps | 30fps | 60fps |
※OSは最低・推奨ともにWindows 11です。
出典:Steam公式ストア
GTX 1650で最高画質・60fpsが目標
注目したいのは、推奨GPUがGTX 1650という点です。
GTX 1650は2019年発売のエントリー向けGPU。今となっては古いモデルですが、FFレゾナンスでは最高画質・60fpsを想定したGPUに指定されています。
最近の大作ゲームではRTX 3060やRTX 4060以上が推奨されることも珍しくありません。
それを考えると、FFレゾナンスは比較的古いゲーミングPCでも楽しめるタイトルといえそうです。
魔理沙GTX 1650って2019年のGPUだろ? それで最高画質60fpsが目標なのか?
霊夢そうなの。もちろんフルHDでの話だけど、最近の大作ゲームと比べると要求性能はかなり控えめね
魔理沙それなら、数年前に買ったゲーミングPCでも十分遊べそうだな!
CPUもRyzen 5 2500XやCore i3-8100と、要求性能は控えめです。
メモリは8GBあれば公式推奨を満たしますが、Windowsやほかのアプリも動かすことを考えると、16GB程度あると安心でしょう。
実際のベンチマークではどれくらいのfpsが出る?
公式スペックが軽いことは分かりましたが、もう少し高性能なPCではどうなのでしょうか。
国内のPC専門サイト『はじめてゲームPC』では、FFレゾナンスの体験版を使用したベンチマークが公開されています。
検証環境はCore i7-14700KFとRTX 4070 Ti SUPERの組み合わせ。画質は最高設定です。
| 解像度 | 平均fps |
|---|---|
| フルHD・最高画質 | 約180fps |
| WQHD・最高画質 | 約100fps |
フルHDでは約180fpsと、かなり高いフレームレートを記録しています。
一方、WQHDでは約100fpsまで低下しました。
フルHDからWQHDへ解像度を上げると、平均fpsが約44%低下した計算です。
魔理沙ドット絵のゲームなのに、RTX 4070 Ti SUPERでもWQHDだと100fpsまで落ちるのか?
霊夢HD-2Dは背景が3Dで描かれているし、光や影の表現もあるからね。昔のドット絵ゲームと同じような負荷ではないのよ
魔理沙60fpsで遊ぶ分には軽いけど、高解像度や144fpsを目指すなら、それなりのGPUが必要ってことだな
なお、これは2026年9月の体験版で、特定エリアを測定した結果です。製品版のすべての場面で同じfpsになるわけではありません。
エントリークラスのGPUならどれくらい遊べる?
公式スペックと外部メディアの検証から、確認できる動作目安を整理してみました。
| GPU・機器 | 画質・解像度 | 動作目安 |
|---|---|---|
| GTX 1650 | フルHD・最高 | 60fps(公式目標) |
| Steam Deck | 720p・高設定 | おおむね60fps |
| RTX 4070 Ti SUPER | フルHD・最高 | 約180fps |
| RTX 4070 Ti SUPER | WQHD・最高 | 約100fps |
※GTX 1650はメーカーの想定値、Steam Deckは製品版レビュー、RTX 4070 Ti SUPERは体験版実測です。測定条件が異なるため、GPU性能を直接比較した表ではありません。
海外メディアRPG Siteの検証によると、Steam Deckでも720p・高設定でおおむね60fpsで動作しています。
ただし、派手な魔法のエフェクトが表示される場面では、50fps台まで下がることもあるそうです。
それでも、携帯ゲーム機でここまで動くのは魅力的ですね。
RTX 3050やRTX 4060などについては、今回確認した資料に本作の実測値がないため、具体的なfpsは掲載していません。
GPU同士の性能差については、こちらの比較表も参考にしてください。
→ GPU性能比較表2026年版|NVIDIA RTXシリーズとAMD RXシリーズ
グラボなしのPCでも遊べる?
ここは少し気になるところです。
最近では、CPUに内蔵されたグラフィックス機能だけでもゲームを楽しめるようになってきました。
特にAMDのRyzen 7 8700Gは、Radeon 780Mという比較的高性能な内蔵GPUを搭載しています。
FFレゾナンスの公式推奨GPUがGTX 1650であることを考えると、Ryzen 7 8700Gのような高性能な内蔵GPUでも、画質を調整すれば遊べる可能性があります。
ただし、FFレゾナンスを8700Gで測定した実測データは確認できていません。フルHD・最高画質・60fpsを保証するものではありません。
魔理沙じゃあ、グラボを搭載していないPCでも遊べる可能性があるんだな
霊夢ただし、内蔵GPUにも性能差があるわ。Radeon 780Mと古いIntel UHD Graphicsでは、ゲーム性能が大きく違うからね
魔理沙なるほど。自分のPCで遊べるかどうかは、体験版で確認するのがよさそうだな
実際、Ryzen 7 8700Gと旧世代のRyzen 5 5600Gでも、内蔵GPUの性能には差があります。
グラボなしで遊びたい場合は、まずCPUの型番を確認してみましょう。
Ryzen 7 8700Gの内蔵GPU性能については、以前の記事でも詳しく紹介しています。
→ Ryzen 7 8700Gグラボなし構成の実力を徹底検証
HD-2Dだからこそ、画質にもこだわりたい
FFレゾナンスは比較的軽いゲームですが、画質設定によって映像の雰囲気も変わります。
HD-2D作品の魅力は、ドット絵のキャラクターだけではありません。
背景の奥行きや柔らかい光、影の表現なども組み合わさって、独特の世界観が作られています。
海外メディアRPG Siteの製品版検証では、Steam Deckで影の設定を高から中へ変更することで、60fps動作の安定性が改善したと報告されています。
PCの性能が足りない場合も、すべての画質設定を最低にするのではなく、影などの設定を少し調整するだけで快適になる可能性があります。
せっかくのHD-2D作品ですから、できればグラフィックの雰囲気も楽しみながら遊びたいところですね。
まとめ:FFレゾナンスは古いゲーミングPCでも楽しめそう
FFレゾナンスの公式推奨スペックは、GTX 1650とメモリ8GBです。
フルHD・最高画質・60fpsを想定しているため、最近のPCゲームとしては比較的軽い部類に入ります。
一方、体験版の実測ではRTX 4070 Ti SUPERでもWQHD・最高画質で平均100fps前後だったため、高解像度や144fpsを目指す場合はGPU性能も重要になります。
また、Ryzen 7 8700Gのように高性能な内蔵GPUを搭載していれば、グラボなしPCでも遊べる可能性があります。
すでにゲーミングPCを持っているなら、FFレゾナンスのためだけに高価なGPUへ買い替える必要性は低そうです。
無料体験版も用意されているので、購入を考えている方は、まず手持ちのPCで動作を確認してみてはいかがでしょうか。
参考資料


