2026年4月29日に正式サービスを開始した『NTE: Neverness to Everness(ネバーネス・トゥ・エヴァーネス)』。
アニメ調のキャラクターと、現代都市を舞台にしたオープンワールドが特徴の基本プレイ無料RPGです。
街並みの作り込みや美しいライティングも魅力ですが、気になるのはPC版がどれくらい重いのか、というところですよね。
公式推奨GPUはRTX 3060と、最近の大作ゲームとしては比較的控えめ。一方で、メモリは32GBが推奨されています。
また、海外のGPU別ベンチマークでは、フルHD・最高画質でRTX 3060が36fps、RTX 5070でも73fpsという結果が報告されています。
さらにパストレーシングを有効にすると、要求性能は大きく上がります。
今回は公式の動作環境と国内外の実測データをもとに、フルHD・WQHD・4Kでどの程度のGPUが必要なのかを整理していきます。
※掲載するfpsは外部メディアによる実測です。当サイト独自の測定ではありません。測定条件やゲームのバージョンによって結果は変わります。
NTE(ネバーネス・トゥ・エヴァーネス)はどんなゲーム?

NTEは、『Tower of Fantasy(幻塔)』で知られるHotta Studioが開発した、都市型オープンワールドRPGです。
舞台となるのは、超常現象が日常的に発生するヘテロシティ。
プレイヤーは異象ハンターとして事件を解決しながら、個性的な仲間たちと街を探索していきます。
現代的なビルや商店街を自由に歩けるだけでなく、車で街中を走ったり、住居を購入してカスタマイズしたりする要素もあります。
アニメ調のオープンワールドRPGに、現代都市での生活やドライブを組み合わせた作品というイメージですね。
PC版ではUnreal Engine 5を使用しており、光の反射や間接照明を美しく表現するLumen、さらにレイトレーシングやパストレーシングにも対応しています。
通常の画質設定と、こうした高度な光の表現を使った場合とでは、必要なGPU性能が大きく違います。
→ NTE公式サイト
NTEの公式最低・推奨スペック
まずは公式が公開しているPC版の動作環境を確認してみましょう。
| 項目 | 最低スペック | 推奨スペック |
|---|---|---|
| OS | Windows 10 64bit | Windows 10 64bit |
| CPU | Core i7-10700 | Core i7-12700 |
| GPU(NVIDIA) | GTX 1660 | RTX 3060 |
| GPU(AMD) | RX 5600 | RX 6700 |
| メモリ | 16GB | 32GB |
| ストレージ | 110GB | 110GB |
| DirectX | 11 | 12 |
※GPU・CPU・メモリはNTE公式の動作条件、ストレージ容量は2026年10月26日時点のSteam掲載値です。公式ランチャー向けの当初の案内では60GB、Steam版のリリース時には70GBとされていました。
RTX 3060が推奨なのにメモリ32GB?
GPUの推奨スペックはRTX 3060です。
2021年に登場したモデルなので、最新のハイエンドGPUを用意しなければ遊べないというわけではありません。
一方、メモリは32GBを推奨しています。
都市型オープンワールドは、街並みや建物、キャラクターなど、さまざまなデータを扱うゲームです。
ただし、公式の推奨条件に32GBと書かれているからといって、16GBでは遊べないわけではありません。
16GBは公式の最低条件を満たしていますが、新しくPCを購入するなら32GBを基準にするのがおすすめです。
魔理沙RTX 3060が推奨なのに、メモリは32GB必要なのか。意外と要求が高いんだな
霊夢GPUはRTX 3060でも、メインメモリは32GBを推奨しているのよ。ただし、最低条件は16GBだから、そこで起動できないという話ではないわ
魔理沙なるほど。グラボだけでなく、メモリも確認しておきたいな
GPU別ベンチマークで実際の重さを比較
ここからは外部メディアの実測データを見ていきます。
フルHD・最高画質ではRTX 3060でも60fpsに届かない
海外のPC専門サイトGameGPUは、2026年5月に複数のGPUを使用したベンチマークを公開しました。
そのうちフルHD・最高画質・レイトレーシングなし・アップスケーリングなしで測定された結果がこちらです。
| GPU | 平均fps |
|---|---|
| RTX 3060 12GB | 36 |
| RTX 4060 Ti 16GB | 51 |
| RTX 5060 Ti 16GB | 57 |
| RTX 5070 | 73 |
| RTX 5070 Ti | 89 |
| RTX 5080 | 101 |
| RTX 5090 | 120 |
| RX 9060 XT 16GB | 57 |
| RX 9070 | 85 |
| RX 9070 XT | 98 |
出典:GameGPUの検証 / VGTimesの結果一覧
RTX 3060では平均36fps、RTX 5060 Ti 16GBでも57fpsという結果でした。
一方、RTX 5070は73fps、RTX 5070 Tiは89fpsまで伸びています。
フルHDでも最高画質をアップスケーリングなしで楽しむなら、RTX 5070クラスがひとつの目安になりそうです。
ただし、これは通常描画での高負荷な設定による測定です。画質を調整したり、DLSSなどを利用したりすれば、ミドルクラスのGPUでも快適に遊べる可能性があります。
また、通常のフレームレート上限は120fpsなので、RTX 5090の120fpsはGPU本来の性能上限を示すものではありません。
フルHD・WQHD・4Kでどれくらい変わる?
続いて、国内サイト『クロックアップコア』が公開したGPU別の実測です。
こちらはRyzen 7 7800X3Dを使用し、画質プリセットの最高設定で、DLSSなどのフレーム生成機能を有効にした測定です。
| GPU | フルHD | WQHD | 4K |
|---|---|---|---|
| RTX 5060 | 109.5 | 88.5 | 53.5 |
| RTX 5060 Ti | 113.2 | 90.9 | 58.3 |
| RTX 5070 | 119.8 | 103.9 | 70.9 |
| RTX 5070 Ti | 120 | 120 | 100.8 |
単位:平均fps
※通常の上限120fpsに達した数値を含みます。前のGameGPUの表とは測定場所や設定が異なります。また、これらはフレーム生成を含む数字で、GPUが実際に描画したフレーム数とは異なります。
RTX 5060でもフルHDなら100fpsを超えており、WQHDでも約89fpsを記録しています。
RTX 5070になるとWQHDで約104fps、4Kでも約71fpsです。
フレーム生成を利用するなら、WQHDでもRTX 5060~5070クラスが選択肢に入ります。
ただし、フレーム生成によって表示fpsが上がっても、操作への応答速度まで同じ割合で向上するわけではありません。
Radeonでも快適に遊べる?
Radeonについては、国内メディアLevelUp Logyによる検証が参考になります。
Ryzen 7 9700XとRX 9070 XTを使用し、4K・最高設定・FSR 3の画質モードとフレーム生成を有効にした結果、平均110fps以上を記録しました。
1% Lowも65.4fpsとなっています。
一方、同じ検証ではRX 9060 XT 8GB版が4Kで非常に重くなる場面も確認されています。
高解像度ではGPU性能だけでなく、VRAM容量にも注意したいところです。
ただし、GeForceとRadeonでは使用するフレーム生成技術が異なるため、表示fpsだけで単純に優劣を判断することはできません。
→ GPU性能比較表2026年版|NVIDIA RTXシリーズとAMD RXシリーズ
パストレーシングを有効にすると一気に重くなる
NTEのPC版で注目したいのが、ライティング表現の違いです。
通常のSSRやLumenでも街並みは美しく描かれますが、パストレーシングでは反射や光の回り込みをさらに精密に計算します。
しかし、当然ながらGPUへの負荷も大きくなります。
国内サイト『はじめてゲームPC』では、RTX 5070を使用して描画方式ごとのfpsを測定しています。
| 4K・最高画質の描画方式 | 平均fps |
|---|---|
| SSR | 68 |
| Lumen | 34 |
| レイトレーシング | 33 |
| パストレーシング | 19 |
測定環境:Core Ultra 7 265 / RTX 5070 12GB / メモリ32GB / TAA / フレーム生成なし
SSRでは68fpsだったのに対し、パストレーシングでは19fpsまで低下しました。
同じGPUでも、描画方式を変えるだけでここまで差が出るというのは驚きですね。
魔理沙最高画質って書いてあっても、設定によってこんなに違うのか?
霊夢そうなの。普通の反射表現と、光の経路を細かく計算するパストレーシングでは負荷がまったく違うわ
魔理沙じゃあ、普通に遊ぶだけなら、無理にパストレーシングを有効にしなくてもよさそうだな
実際、NTEでは一部のGPUでレイトレーシングやパストレーシングの設定項目が表示されない場合があります。
また、対応GPUでもDLSSのアップスケーリングやフレーム生成を組み合わせることで、表示fpsを改善できます。
ただし、パストレーシングを常に有効にしたいなら、GPU性能に相当な余裕が必要です。
→ レイトレーシングとは?反射・影・GIの仕組みと設定の選び方
フルHD・WQHD・4KでおすすめのGPUは?
ここまでの実測を踏まえて、解像度別にGPUの選び方を整理します。
フルHDならRTX 5060クラスから
フルHDで画質を調整しながら楽しむなら、RTX 5060クラスでも十分に選択肢になります。
フレーム生成を有効にした外部実測では、最高プリセットでも平均109.5fpsでした。
ただし、最高画質をアップスケーリングなしで楽しみたい場合は、より高いGPU性能が必要です。
フルHDで快適さを優先するならRTX 5060、画質も妥協したくないならRTX 5070という考え方ができそうです。
WQHDならRTX 5070が有力
WQHDではRTX 5070をひとつの基準にしたいところです。
フレーム生成ありの実測では平均103.9fpsを記録しており、画質と滑らかさのバランスが取れています。
RTX 5060 Tiでも平均90fps前後まで出ているので、すでに所有しているならすぐに買い替える必要はありません。
ただし、パストレーシングを利用する場合は別です。
4K最高画質ならRTX 5070 Ti以上を検討
4KではRTX 5070 Tiが平均100.8fps、RTX 5070が70.9fpsというフレーム生成ありの測定結果でした。
そのため、4Kで高画質と高fpsを両立したいならRTX 5070 Ti以上をひとつの目安にできます。
ただし、これらの数字はパストレーシング最高設定での性能を保証するものではありません。
パストレーシングも使いたいなら、さらに上位のGPUやDLSSによる負荷軽減を検討する必要があります。
また、遊んでいて重いと感じた場合は、いきなりすべての設定を最低にせず、まず光の反射や影などの負荷が大きい設定から見直すのがおすすめです。
まとめ:NTEは軽い?それとも重い?
NTEは、公式推奨スペックだけを見るとRTX 3060クラスでも遊べるゲームです。
しかし、最高画質やパストレーシングを利用する場合は話が変わります。
通常の最高画質でも、フルHD・アップスケーリングなしではRTX 3060が36fpsという結果でした。
一方、DLSSやフレーム生成を利用すれば、RTX 5060クラスでも高い表示fpsを狙えます。
今回の実測を整理すると、フルHDはRTX 5060、WQHDはRTX 5070、4Kで高fpsまで目指すならRTX 5070 Ti以上がひとつの目安です。
ただし、いずれも画質設定やフレーム生成の利用が前提になる場合があります。
また、メインメモリは32GBが公式推奨なので、これからゲーミングPCを選ぶならGPUだけでなくメモリ容量も確認しておきたいところです。
NTEは設定によって軽さと重さが大きく変わるタイトルです。
まずは自分が遊びたい解像度と画質を決め、それに合わせてGPUを選ぶのがよさそうですね。


