【2025年版】NVIDIAとAMDどっちが買い?最新世代GPUを比較

はじめに

グラボを買うとき、まず目に入るのが「GeForce」と「Radeon」。
この2つは昔からのライバルで、今でもPC業界を引っ張る存在です…
でも名前は知っていても、「結局どう違うの?」と思う人、多いですよね!

今回は、2025年の最新世代――GeForce RTX 5000シリーズ(Blackwell)とRadeon RX 9000シリーズ(RDNA 4)をもとに、両者の特徴や方向性をわかりやすく整理していきます。

※今後はIntel Arcくんにも頑張って欲しいところです!!

もくじ

GeForceとRadeonの立ち位置

すごーくざっくり言えば…
・GeForce(NVIDIA)は多機能で万能型
・Radeon(AMD)はシンプルでコスパ重視

NVIDIAはAI処理やレイトレーシング、動画エンコードなど、ゲーム以外の分野でも強力…。
DLSS(Deep Learning Super Sampling)やNVENCエンコーダーといった独自機能を活かして、配信・動画編集・AI処理にも向いています。

一方でRadeonは、余計な機能を削って“純粋な性能”で勝負するタイプ。
同じ価格帯ならVRAMが多かったり、価格が少し控えめだったりします。
「コスパを重視して、とにかくパワーを出したい」人には魅力的な選択肢です!

まとめると――
GeForce=機能てんこ盛りのオールラウンダー。
Radeon=性能とコスパのバランス派。
このイメージが一番しっくりくると思います。

技術の違いと方向性

ここ数年で、両社の得意分野がはっきりしてきました。

・NVIDIAはAI支援の画像補完技術「DLSS 4」を導入しています。
これは事前に学習したAIモデルを使い、フレームを生成したり、低解像度の映像を高精細に再構築したりする仕組みです。
GPU内部のTensorコアがリアルタイムに映像を再生成することで、同じGPUパワーでもフレームレートを大きく伸ばすことができます。

・AMDはこれに対抗して「FSR 4(FidelityFX Super Resolution)」を進化させています。
こちらもアップスケーリングやフレーム生成を行いますが、仕組みはDLSSとは少し異なります。
FSR 4はAIモデルを活用しつつも、手続き的アルゴリズムを組み合わせたハイブリッド方式で動作しています。
このため、特定のハードウェアに依存せず、GeForceなど他社GPUでも動作できるのが大きな特徴です。

画質や精度の面ではDLSSのほうがややリードしていますが、FSRは幅広い環境で使える柔軟さが魅力。
「より高画質を取るか」「対応の広さを取るか」――このあたりがユーザーの分かれ目になります。

VRAMとメモリの違い

次に、ゲーム性能を大きく左右するVRAM(ビデオメモリ)の話です。

GeForceは12〜16GB構成のモデルが多く、高速なGDDR7メモリを採用しています。
メモリ帯域も広く、AI処理や高解像度ゲームでも安定した動作を実現します。

Radeonは同価格帯でVRAM容量が多めのモデルが多く、4KやWQHDのような高解像度環境で優位に立つことがあります。

ただし、VRAM容量だけで優劣が決まるわけではなく、帯域幅やキャッシュ構造も重要。
実際のゲームやアプリでの挙動を見ながら判断するのが現実的です。

DLSSとFSRの違いをもう少し深掘り

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ここからは、実際の使い勝手と画質の差をもう少し具体的に見ていきましょう!

どちらも「負荷を減らして高画質に見せる」ことを目的とした技術ですが、アプローチが違います。
DLSS 4は、事前にAIが学習したデータをもとに、描画された映像の「次のフレーム」を推測して生成します。
つまり、AIが過去の膨大なトレーニングデータから「こう動くはずだ」という未来の映像をリアルタイムで再構築しているわけです。
この結果、GPUの負荷を抑えながらも、非常に滑らかな映像が得られます。

FSR 4は、AIモデルの一部要素を活かしつつも、基本的にはシェーダーによるアルゴリズム処理が中心です。DLSSのように学習済みAIモデルをGPU内で直接参照するわけではないため、より多くのGPUで動作できる柔軟さがあります。

DLSSのようにNVIDIA専用のTensorコアを使うわけではなく、より幅広いGPUで動作できるのが特徴です。
つまりFSRは「誰でも使える高速アップスケーリング」、DLSSは「専用ハードによる高精度アップスケーリング」といった違いがあります。

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機能面で見るそれぞれの強み

NVIDIAの強みは、なんといっても機能の多さと完成度の高さ。
ゲーム配信や動画編集をする人に人気のNVENCエンコーダー、入力遅延を減らすNVIDIA Reflex…
そしてAIノイズ除去などを可能にするBroadcastなど、GPU単体でできることが非常に多いです!
これらが「NVIDIAを選んでおけば安心」と言われる理由でもあります。

対してAMDも、近年は独自機能をどんどん強化しています。
代表的なのが「Radeon HYPR-RX」。
これはワンクリックでFSRやAnti-Lag、AFMF(フレーム生成)などをまとめて有効化できる統合ツールです。
難しい設定をしなくても、体感フレームを上げたり遅延を減らしたりできるのが魅力!
以前のAMDドライバはクセがあると言われていましたが、最近は安定性が大幅に改善しています。

コスパで見るとどうなる?

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ここはRadeonが得意分野です。
同じ価格帯で比べると、Radeonの方が上位クラスの性能を持っているケースが多い。「1円あたりの性能」で見るとAMDはかなり強い。

一方、GeForceは価格がやや高めでも、機能面・ソフト面での安心感が抜群。
動画編集や配信、AI系アプリとの相性を考えると、トータルバランスでは今も選ばれやすい存在です。
特にPremiere ProやDaVinci Resolveなどのクリエイティブツールでは、CUDAやNVENCの最適化が進んでおり、快適に動作します。

・コスパ重視おすすめGPUはこちら ▶

用途別のおすすめ

じゃあ実際、どう選べばいいの?という話。
ざっくり分けるとこうなります。

ゲーム中心の人

どちらを選んでもOKです。
DLSS対応タイトルを多く遊ぶならGeForce、
幅広いゲームをコスパよく楽しみたいならRadeonが良い選択です。

・ゲーム向けおすすめGPU ▶

動画編集・配信をしたい人

ここはGeForceが優勢。
NVENCの安定性とエンコード速度は今もトップクラス。
OBSやPremiereとの相性も良く、配信環境を作りやすいです。

・動画編集、配信向けおすすめGPU ▶

価格を抑えたい人

Radeonのコスパはやっぱり魅力。
同じ値段なら、より上のパフォーマンスを狙えることが多いです。
特にWQHDや4KゲーミングでVRAMを重視する人にはおすすめ。

・価格を抑えたい人向けおすすめGPU ▶

まとめ:ライバル関係が作るいいバランス

ここ数年のNVIDIAとAMDの競争は、ユーザーにとっていい時代を作りました。
性能・価格・機能、それぞれが拮抗していて、「どちらを選んでも失敗しない」状況です。

GeForceは安定と多機能、Radeonはコスパと実力。
それぞれに個性があり、使う人の目的によって最適解が変わります。
AIやレイトレーシングが進化するこれからの世代でも、この2社の競い合いがPC業界を引っ張っていくのは間違いありません。

いまはもう、「どっちが上かよりどう使うか」。
GeForceもRadeonも、それぞれの強みを活かせば最高のPC体験を作れる時代になりました!

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